
6月22日(日)はれ
『まつもと日和』の英語字幕版『MATSUMOTO Life in Frames』が
なんと、ロンドン市内にあるミニシアターで上映されました!
『MATSUMOTO Life in Frames』Trailer
https://www.youtube.com/watch?v=o5zogRqD7Mc#video_1

デザイン:梅川 茜
地域映画が海外で上映されるのは初めてのことで
フライヤーは、著名な映画監督お二人のコメントスペースをやや大きめに作成。
会場は、100年以上前の古い建物を、数年前に若者2人でクラウドファンディングして、映画館として蘇らせたというストーリーを持つ「the castle cinema」。レトロであたたかい雰囲気のとても素敵な映画館です。地域映画『まつもと日和』の上映にぴったりな気がしてなりませんね。

the castle cinema
thecastlecinema.com
会場となるスクリーン2は27席、サイズ感もよさそうです。
チケット販売はオンライン。ロンドンでの暮らしは、もうほとんどがキャッシュレスです。
松本に縁もゆかりもないロンドンの人々が、はたして観にきてくれるものだろうか….?
ロンドン在住の日本人コミュニティサイトに情報をリンクしてもらったり、映画や文化芸術が好きそうな人が集まるカフェやイベントスペースにフライヤーを置いてもらったり….短い期間にできること、あれこれ駆使し、ドキドキしながら当日を迎えました。

はたして、、24席が埋まりました!
上映中は笑いあり、おしゃべりあり、スナックを食べる音ありで、皆さんリラックスしつつも、真剣に映画に集中している様子が伝わってきました。

スクリーンの映像も美しく、音響環境が抜群によかったと感じました。きくところによるとどうやら「the castle cinema」は、暗闇の中で音だけを聴く鑑賞会なんぞも行われるくらい、音質にこだわった環境が整っていることでそっち系では評判のようです。
上映後のシェア会には、全員が参加してくれました。語られたいくつかをここにご紹介します。
◎昨年、両親が他界した、その時、近所の人たちが色々なエピソードを話してくれた。それまでずっと自分はふるさとのことや両親のことにあまり興味がなかった。もっと興味をもって関わったりしたらよかった。この映画をみて、そんな自分のことを少し恥ずかしいと思ったり、いろいろ考えさせられた。とても感動した。
◎以前祖父が戦争のことを話してくれた時のことを思い出した。今は便利なものがたくさんあるけれど、そういうものが何もなかった時代を垣間見る事は、とてもよい経験だと思った。感動して涙が出た。
◎映画はとても可能性を感じるものでした。嘘のない虚構なものではなく静かで穏やかだけど強い何かがある。昔から映画好きでアート系からエンタメ系まで色々見てきてるけど久しぶりにヴィムベンダースのような強く心のどこかをつつかれるそんな感じだった
◎今年父親を亡くし、時間が経つにつれて、父の生きてきた証がなくなっていくような感覚がして寂しく思っていた。皆さんで映像をみて語りあうシーンがすごくよかった。父が生きていた地域にも映像が残っていたらいいなと思いながら、でも違う地域のものでも、何だかとても心が穏やかになってホッとした。みに来てよかった。
◎映像、すばらしかったです。
未来にもずっと残っていくし、国を超えて残っていく
日本に行った事ないひとにも引き続き届けて
ぜひフィールドを広げていろんな町で上映されたらいいと思う
◎父がなくなった後、家を片付けた時に、写真も多分8ミリもあったと思うが処分してしまった。映画をみてとても感動し、あぁ少しでもとっておいて、子供たちと一緒にみたりすればよかったと反省しました。
◎ルーツを感じた。僕たちはどこからきて、どこへ向かっているのか、と思いを馳せる、よい時間だった。
かくして『まつもと日和』は海を越えたのでした。




松本を知らないイギリス人の若者にも
長い間日本から遠ざかっていた日本人女性にも
YMSで渡英しロンドンでがんばる若者にも
確かな何かが届いたという手応えがあり
むしろ、よりパーソナルでエモーショナルな時間だったと。
英語と日本語が飛び交うあたたかくてざっくばらんでごちゃまぜな時間。これぞ海外上映の記念すべき第一歩、充実のシェア会で幕を閉じることができました。
今回の上映の実現に協力してくれた、Kさん、Rさん、Nさんに、心より感謝いたします。
Many thanks,
Yuko, M





