みなさんこんにちは!まつもとフィルムコモンズメンバーの信州大学人文学部3年、坂田です。
先日開催された8mm映写室#13について報告します。
上映作品は「斜里 昭和ノ映写室」。
この春に完成したばかりであるこの作品は、北海道の斜里町にて制作されました。町の「にぎやかだった頃」の姿が掘り起こされ、フィルムを提供してくださった方々だけでなく、多くの人々の大切な記憶が呼び戻されました。
今回の映写室にはabn 長野朝日放送さんの取材が入り、そして読売新聞、そして蟻ケ崎高校放送部の方が取材および鑑賞と座談会へ参加してくださいました。高校生の方が8mm映写室にいらっしゃったのは今回が初めてです。
この活動がまた一つ段階を超え、人々へ繋がっていったことを感じました。
8mmフィルムによって記録された当時の町民の視線が、映画という形として再度記録され、それを上映する様子が取材によってまた記録される。
大切なものは、こうしてその時々の人々の意志によって記録の連鎖がつくられ、後世に伝わっていくのだということを実感できました。