梓川映画学校レポートvol.5 フィルム提供者さんにインタビュー


小学生たちと一緒に地域映画をつくる「梓川映画学校」プロジェクトが着々と進んでいます。

前日のインタビュー教室に続き、いよいよ本番。7月19日水曜日、梓川小学校5年3組の子どもたちが、フィルム提供者さんたちにインタビューを行いました。

昭和の時代に撮った8mmフィルムを提供してくださった方々、金井さん一家、川村さん、榑沼さん、細田さんに梓川小学校へ来ていただいて、5年3組のみんなでお話を伺うのです。

生まれて初めてのインタビューに子どもたちは緊張の面持ち。三好監督と事前に打ち合わせをして、フィルム提供者さんと一緒に映像を見ながら、聞きたいことを質問していきます。

約50〜60年前の8mmフィルムには、当時のお茶の間やお葬式、牛車、ヤギを飼っている家、子どもの登校風景や遊ぶ姿、お祭りや運動会など、貴重な光景がたくさん映っていました。

「これは何ですか?」「この人は誰ですか?」「何をやっているんですか?」「どうしてこれを撮ろうと思ったんですか?」「昔の梓川は、今の梓川とどんなところが違いますか?」と、子どもたち1人ひとりが前日のインタビュー教室で考えた質問をしてフィルムの内容を確認していきます。

8mmフィルムは、映写機がないと見ることができません。提供者のみなさんも、実は今回初めて見るフィルムがほとんど。映像を見ながら「これは、うちだね」「この子どもは、親戚の子かな」「昔の梓川は何もなくて、のんびりしていたんだよね」などと昔を思い出しながら懐かしそうに、子どもたちの質問1つひとつに笑顔で丁寧に答えてくださっていました。

そして、もしかしたら一生見ることがなかったかもしれないフィルムを発掘して、見る機会をつくってくれた5年3組の子どもたちに「私たちも楽しかった。ありがとう」「とっても幸せでした」「家族みんなで上映会をしたいです」などと話してくださいました。

インタビュー終了後は、クラスの1人ひとりが成果を発表。「初めてのインタビューで緊張したけど、聞きたいことを聞くことができました」「昔の梓川のことがわかって良かったです」「またインタビューすることがあったら、もっと話を膨らませられるようにしたいです」と、みんな嬉しそうに話していました。

2日間、合計7時間にわたるインタビュー教室は無事終了しました。

子どもたちの映画づくりは、まだまだ続きます。どんな映画ができるのか、ますます楽しみになってきました。完成は2023年12月の予定です。乞うご期待!(たにた)

★市民タイムスでも紹介していただきました!!

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