まつもと市民芸術館上映会レポート第1弾 2023.8.1+8.2


こんにちは、まつもとフィルムコモンズ信大生メンバーのごとうです。今回は8月1日・2日に、まつもと市民芸術館の小ホールで行われた地域映画「まつもと日和」の上映会のレポートをしていきたいと思います。

上映会は朝の10時から始まり、1日に4回、2日間で8回の上映が行われました。初日の朝の準備では初めて見る設備に苦闘するコモンズメンバーたちでしたが、劇場スタッフの方たちから使い方を教わり何とか上映がスタート。朝の早い時間にも関わらず、さまざまなお客様にご来場いただけました。

1回目と2回目の上映終了後には、三好監督によるトークも行われました。直接みなさまからの感想をいただき、まつもとの貴重な記憶を共有することが出来ました。

初回の上映を無事に終え、2回目の上映も無事に終えると、いよいよ3日満月によるLIVE付きの上映会が行われました。劇中の音楽も担当してくださった音楽デュオ・3日満月が8ミリフィルムの映像に合わせて演奏を行ってくださいました。

まつもと市民芸術館の中にヴァイオリンとアコーディオンの音色が響き渡り、市井の人が撮った過去の思い出と合わさって、とても豊かな時間が会場に流れていました。

3日満月によるLIVEは、次回の8月13日(日曜日)に行われる上映会の19時からの上映前にも行われます。劇中の音楽を生で聞いてみたい方、3日満月の演奏を聞いてみたい方、是非13日の上映会でもお待ちしております。

その後4回目の上映を終えると、初日の上映が終わりました。昼間の炎天下や夕方から降り始めた急な雨にも関わらずご来場いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

2日目の上映に差し掛かるとコモンズメンバーたちも段々と機械の扱いにも慣れ始め、問題なく上映を行うことが出来ました。2日目には今回で映画を4回見たという方や小学生の小さなお子様、大学で松本へ来たという方などたくさんの方とお話することが出来ました。

「まつもと日和」を中心に交流が生まれ、広まっていくことでまたこの映画を皆様と一緒に作りあげていきたいと感じました。

また、今回は松本市美術館にて行われている「映画監督 山崎貴監督の世界展」の関連企画と致しまして、映画終了後に山崎貴監督のスペシャルインタビューも上映いたしました。

地域映画「まつもと日和」には、山崎監督が清水中学に在籍されていた頃に初監督を行った8mm映画「GLORY」も登場しております。このスペシャルインタビューは、山崎監督による「まつもと日和」の感想をお聞きした映像となっています。

個人的に印象に残った言葉は、山崎監督が8ミリフィルムの映像を観て「これ全部本物なんですよ、セットじゃないんですよ」と仰られていたことでした。これは映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の中で昭和の東京の舞台を再現することに挑戦した山崎監督ならではの言葉だと感じました。

山崎監督が昭和の街並みを再現する様子は「映画監督 山崎貴の世界展」の中で展示されています。山崎監督が再現しようとした昭和の街並みと、地域映画「まつもと日和」に残る本物の昭和の街並み、2つの街並みを比べてみるのも面白いと思います。是非合わせてご覧ください!

そして最後に、まつもとフィルムコモンズでは、今年度も2本目の地域映画の制作を行っております。そのため、活動のために必要な寄附をみなさまにお願いしています。

今年度からは新しく「長野県みらいベース」というサイトにて情報を掲載させていただきました。以下のウェブサイトからや口座からのお振り込みでもご寄付いただけます。地域の方々との映画を通した交流や、思い出の記録、また劣化したフィルムのデジタル化など今年度も活動を続けていきたいと考えていますので、みなさまのご支援、何卒よろしくお願い致します。

長野県みらいベース

失われゆく8mmフィルムは地域の宝 映画「まつもと日和」第2作の実現へ