まつもとフィルムコモンズが「地域再生大賞」長野県代表に選ばれました!


こんにちは、まつもとフィルムコモンズ代表の谷田です。今回は嬉しいお知らせがあります。

SNSなどではすでにご報告していましたが、なんと・・・

まつもとフィルムコモンズが「第14回 地域再生大賞」の長野県代表に選出されました!!

地域再生大賞は、全国の地方新聞と共同通信社が主催し、地域に活気をもたらす優れた活動を2010年度から毎年表彰しています。サブテーマは「つながる、多様性が拓く」。

今年度は全国から51の団体やプロジェクトが選ばれ、まつもとフィルムコモンズは信濃毎日新聞さんの推薦で長野県代表に決定。10月14日の信濃毎日新聞で大きく報じていただきました。

このような賞があることも知らなかった私たちですが、これまでの一つひとつの活動を評価していただけたことに感激しています。

まつもとフィルムコモンズの中心メンバーは現在25名くらい。高校生から年配の社会人まで、本当に幅広い世代やバックボーンの人たちが参加しています。今年3月に完成した地域映画「まつもと日和」は、なんと300名以上の松本市民の皆さんが協力してくださっています。

8ミリフィルムを提供してくださった方々(集まったフィルムは345本!)、松本市歌を歌ってくれた子どもたちやお年寄り、アニメーションを制作してくれた中学生たち、インタビューやデジタル加工、編集を担った大学生、松本在住のアーティストやクリエイターの皆さん。クラウドファンディングでは、314名の方から4,305,000円ものご支援をいただきました。

さらには上映会やオンライン配信で観てくださった1000名以上の皆さん。上映後の感想やアンケートに書いてくださった多くの声がこの活動の大きな力になっています。そんな松本市民の皆さんの想いが1つになった結果が「長野県代表」に選ばれた理由なのだと思います。

「まつもと日和」は、松本城の遊園地やチンチン電車、美鈴湖のスケートなど、松本の懐かしい街並みや暮らしを見ることができる映画ですが、過去を振り返るだけでなく、現在や未来について自然と考えてしまう作品です。

浅間温泉の賑わい、中劇の行列、六九商店街で楽しそうに買い物している人々、会社の運動会や地域のお祭り、家族の団欒、出征する若者…。どうしたら、あの頃のようにできるのか。あるいは、ならないようにするのか。

地域映画づくりや上映会を通して、世代や背景の異なる人々が出会い、繋がり、対話する機会を増やす。お互いの声に耳を傾け、新しい価値観に出会い、未来を考えるきっかけをつくる。地域再生は、私たちの願いでもあります。

地域再生大賞は、この秋に新聞社などが約50団体を大賞候補として推薦し、選考委員の書類審査、現地調査を経て、年明けに大賞、準大賞、ブロック賞、優秀賞、特別賞を決定。2月に表彰するそうです。大賞の副賞は100万円!

大きな反響をいただいて、私たちは現在「まつもと日和2」(仮題)の準備を進めていますが、市民によるボランティア団体のため製作資金が不足しています。

「まつもと日和」によって生まれた、新たな地域コミュニティの可能性をここで途絶えさせたくありません。大賞候補に選ばれただけでも十分名誉なことですが「めざせ大賞!」ということで、今後とも応援・ご支援をいただけましたら、とても嬉しいです。

最後に、まつもとフィルムコモンズを「地域再生大賞」に推薦してくださった信濃毎日新聞さん、とても丁寧に取材されて、素敵な記事を書いてくださった記者の長沼さん、本当にありがとうございました!(たにた)

★詳しくはこちら

「まつもとフィルムコモンズ」が長野県の候補に 地域再生大賞、計51件が出そろう(信濃毎日新聞  2023年10月14日)

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2023101400252