東京ドキュメンタリー映画祭2023「まつもと日和」上映レポート


こんにちは、コモンズ最年長メンバーの井上です。

「まつもと日和」が、東京で初めて上映されました。

「東京ドキュメンタリー映画祭2023」は、今年6回目を迎え「新宿K’s Cinema 」(座席数84)で12/9~22まで開催。本年度から「人類学.民俗映像」部門が加わり、全部門応募総数は過去最多の世界59ヶ国499作品に及びました。

「まつもと日和」は、長編部門応募70作品の中で選出された12本の1つに選ばれ、13日と18日の2回上映され両日とも40名近くの方々に観賞していただきました。

やはり映画館で観た「まつもと日和」は、画面の隅々まで鮮明で最高でした。「K’s Cinema 」は椅子もゆったりして、都内のミニシアターのなかでは、駅からの利便性といい、A クラスの映画館だと思いました。

上映が始まり、最初に「まつもとフィルムコモンズ」の字幕を見た時には気持ちがジ-ンときました。10月13日の定例会に初めて参加してまだ2ヶ月。この間の様々な出来事が頭の中をよぎりました。

東京での上映会、松本を離れて暮らしている人達にとって「望郷の念」は、ひとしお強いと思います。「松本にいる母にぜひ見せたい」とのメ-ルもいただきました。

18日の2回目の上映には、長年お付き合いのある80代の先輩4名も参加。皆さん松本のご出身ではありませんが、映像に出てきた時代風景を特に懐かしんでおられました。この映画には地域や年代を越えた普遍的な価値があると改めて実感した映画祭でした。

長編部門のグランプリは「香港時代革命」(佐藤充則監督.平野愛監督)が獲得しましたが、「まつもと日和」の上映前の主催者挨拶で、前回の三好大輔監督の「目の見えない白鳥さん、ア-トを見にいく」に続き、今回地域映画「まつもと日和」が再度選出された事を高く評価され「今後の活躍に期待する」とのコメントをいただきました。

また、NHKの取材もあり、NHK(総合)12月20日(水)朝7時45分~「おはよう日本 関東甲信越」にて放送されました。

現在制作中の第2弾も、今後の「東京ドキュメンタリー映画祭」に選ばれ、ぜひ上映の機会を獲得したいです。(井上)