5月23日の放課後、8mmフィルムをお持ちだという方々のお宅へ、梓川小学校5年3組の子どもたちと一緒に行ってきました!
前回の授業で
「梓川地域でかつて撮られた8mmフィルムを探してくる」
「梓川の昔の話を聞いてくる」
という宿題を出してから2週間ほどがたち、そろそろ動きが出てきた頃かな?と思い、担任の沼尾先生に連絡してみたところ「持っている方、5人ほど出てきました!」とのこと。
さっそく日程を調整し、放課後、子どもたちと一緒にフィルムを受け取りにお宅へ伺うことになりました。1軒目は、なんと通学路途中のタバコ屋さんの前で偶然出会ったおじいさん!
車の中に古そうなものがいろいろあるのが見えたのでピンときて声をかけたという、リサーチャーゆのさんとゆうだいくんのビンゴ!
教えてもらった住所を探して訪ねると、昔のお屋敷みたいなつくりの立派なお宅。
「若い頃、酪農の研修としてアメリカに1年間行っていた時に8mmを回した。
だからアメリカの景色しかないかも……」
と言われつつ、出してきてもらったフィルムは大きいリール3本、小さいリール11本。
タイトルの明記はなく、映っているものの手がかりはない。
ライトボックスとルーペを使ってその場で少しフィルム調査する。
「トレーラーハウスだ。アメリカだね」と金井さん。
この中に1本でも梓川の記録がありますように…..といちるの望みをかけて、お預かりしました。
2軒目のリサーチャーはあやねさん。
「おばあちゃんに聞いたら、お友達が持ってるって教えてくれた」
リサーチシートに書かれた住所を調べ、おばあちゃんのお友達だという榑沼さんのお宅を訪ねました。
フィルムは1本、榑沼さんご本人の結婚式だといいますが、どんな内容が映っているのか全く憶えていないとのこと。「デジタル化してデータをお渡しできます」と伝えると、とても嬉しそうに微笑まれました。無事受け取ることができて、あやねさんもとってもうれしそう。
3軒目のリサーチャーはたけるくん
「お母さんと一緒に近所のお宅を1軒ずつ訪ねてまわった。3軒目のおうちで見つかった!」
チャイムを押して玄関に入ると、細田さんが「お待ちしていましたよ」とニコニコ笑顔で紙袋を持ってきてくれる。息子さんの成長記録やお花祭りが映っているらしい。
細田さんご本人と旦那さんとお二人で代わる代わるで撮影していたそうです。「だいたいがこの辺で撮ったものです」とのことで、梓川地域のフィルム確定、やったー!
「1軒ずつお家を訪ねるなんて、発想がすごい。よく3軒も回ったね、先生だったら1軒目で諦めちゃうかも」と沼尾先生も感心していました。
以上、梓川小学校5年3組が動き出したという放課後レポートでした!
フィルム受付はまだ続きます。乞うご期待!(ゆうこ)
★信濃毎日新聞でも紹介していただきました!!